2022.09.30
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食の現場での白衣・制服の衛生管理について

食の現場での白衣・制服の衛生管理について

食品に携わるさまざまな業種において、衛生管理はとても重要です。なかでも、ユニフォームの衛生管理に注力することで、異物混入や細菌の感染リスクを軽減することができます。今回は、そんなユニフォームの衛生管理の重要性や具体的な対策についてお伝えします。

食の現場での白衣・制服の衛生管理が大切な理由

異物混入のリスク

食品工場や飲食店など、食品を取り扱う施設において、絶対にあってはならないのが「異物混入」です。製造器具から出たプラスチック破片や、食品の包装時に紛れ込んだホコリや虫など、異物の種類と混入の経緯はさまざまですが、その中のひとつに従業員の毛髪や装飾品などが混入するといったケースがあります。それに対して、毛髪までしっかりと覆う帽子や、袖口やパンツの裾からの体毛混入を防ぐリストガード、レッグガードのあるユニフォームを身に着けることで、異物混入のリスクを回避することができます。従業員それぞれが身だしなみをしっかりと整え、清潔なユニフォームを着用することは、食品の安全リスクの軽減につながります。

感染のリスク

食品を取り扱う施設では、異物混入だけではなく、衣服から食品に細菌やウイルスが付着しないように常に清潔なユニフォームを着用することがとても大切です。食中毒事故では、衣類にノロウイルスが付着し、食品へと移って感染してしまうというケースもあるため、ユニフォームのまま、作業場以外の場所にはいかないというルールの徹底が必要です。

食品白衣・制服の適切な衛生管理と対策

正しく着用する

毛髪対策用のケープ付きのフードキャップなど、異物混入を防ぐためのユニフォームの機能も、正しく着用しなければ意味がありません。帽子は頭全体を覆うようにしっかりとかぶる、ケープは上着の中に入れる、上着のファスナーを閉める前にパンツを履きウエストインナーネットをパンツの中に入れる、首に隙間ができないように、上着のファスナーはしっかり上まで閉める、マスクは鼻に密着させ、あごの下までしっかり覆うなど、それぞれのユニフォームに合わせた正しい着用方法を守ることが大切です。

常に清潔なものを着用する

食品工場や飲食店などでは、ノロウイルスなどへの感染対策や、チリやホコリの混入防止のためにも、清潔なユニフォームを身に着けることは必須事項です。作業により手袋を使用する場合は、定期的に交換し、清潔さを保つことも必要。また、飲食店では、従業員がきちんと手入れされたユニフォームを身に着けることで、お店のイメージアップにもつながります。洗濯の頻度や消耗具合など、個人での管理が難しい場合は、ユニフォームレンタルの利用を視野に入れてみるのもいいかもしれません。

服に粘着ローラーをかける

さまざまな対策をしても、ユニフォームや靴底に毛髪やほこりが付いてしまうことがあります。ユニフォーム着用後の異物混入を防ぐため、白衣の上から粘着ローラーをかける、靴底用の粘着マットを使用するといった対策を施すことで、異物混入のリスクを下げることができます。

手洗い時・休憩時はユニフォームを脱ぐ

そして、細菌対策として重要なのが、手洗い時や休憩時のユニフォームの扱いです。トイレに行く場合はもちろん、休憩時に外に出ることで、ユニフォームが汚染されてしまう可能性があります。現場から離れる場合は必ず作業着を着替えましょう。感染力の強いノロウイルスは、ユニフォーム、エプロン、ドアノブ、粘着ロ一ラーのハンドルなどを経由して、広がってしまうこともあるため、細心の注意が必要です。

衛生管理対策はユニフォームレンタルがおすすめ

清潔なユニフォームを維持するためにとても有効なのが、ユニフォームレンタルの導入です。ユニフォームの管理を従業員個人にまかせていると「毎日洗濯をする」、「ほかの衣類とは一緒に洗わない」、「古くなったユニフォームの糸くずなどに注意する」などのルールが必要となりますが、交換が必要と判断する基準には個人差があり、従業員全体の実施具合を管理するのは難しいもの。ユニフォームレンタルなら強力な工業洗濯でユニフォームを清潔な状態に維持できる上、汚損、破損のチェックも任せられるため、従業員の負担も軽減。衛生管理対策として大きな効果を発揮します。

HACCP導入も考慮

HACCP(ハサップ)とは

HACCP(ハサップ)とは、「Hazard(危害)」「Analysis(分析)」「Critical(重要)」「Control(管理)」「Point(点)」の略語で、食品の製造・加工工程のすべての段階で発生する可能性のある危害を分析し、その結果に基づいて管理の重要ポイントを定め、これを連続的に監視することにより製品の安全を確保する衛生管理の手法のこと。厚生労働省の取り決めにより、令和3年6月1日から、原則として、すべての食品等事業者にHACCPに沿った衛生管理の取り組みが求められています(※)

HACCPを導入するメリット

HACCP施行の大きな目的は食中毒や異物混入を防ぐことです。HACCPに沿った衛生管理を始めることで、従業員の衛生管理に対する意識も向上します。「これまで基準があいまいだった自社の衛生管理について、対外的にも根拠を持ってアピールすることが可能になる」、「クレームや事故が減少した」、「生産効率が上がった」などが導入することのメリットとして挙げられています(※)。
ユニフォームにもこのHACCPの考え方を取り入れることで、食品の衛生管理は確実に向上するはずです。
※厚生労働省食品安全部監視安全課 HACCP企画推進室「HACCPの普及・導入支援のための実態調査について」より

まとめ

感染症対策はもちろん、異物混入など、食品関連施設へ求められる衛生管理へのハードルが一段と高まる昨今。清潔なユニフォームを着用することが、異物混入リスクや細菌感染リスクの軽減につながることは明確です。そんな衛生管理対策に大きな力を発揮するユニフォームレンタルの導入は一考の価値があるのではないでしょうか。

ユニフォームレンタルという選択肢はいかがですか?

サニクリーンのユニフォームレンタルを利用したこのようなメリットがあります
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