カフェを開業したい人へ…必要な手続き・資金・資格・成功するポイント
2024.02.27
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カフェを開業したい人へ…必要な手続き・資金・資格・成功するポイント

せっかくカフェを開業するなら、長く経営を続けていきたいもの。
ところが、経験やノウハウがなく、開業までにやるべきことがわからないという方もいるかもしれません。
今回は、カフェの開業を考えている方に向けて、必要な手続きや資金・資格、経営成功のポイントをご紹介します。

カフェの開業に必要な準備や手続き

はじめに、カフェの開業までにすべきことをチェックしておきましょう。

カフェのコンセプトを決定し事業計画書を作成する

まずは、カフェのコンセプトを決めましょう。
コンセプトとは、平たく言えば「どんなお店なのか」を表したもので、カフェ経営のもっとも基礎となる考え方です。
コンセプト作りで重要なのは、「いつ(When)」「どこで(Where)」「何を売るか(What)」「誰に(Who)」「何のために(Why)」「どのように(How)」「いくらで(How Much)」の、5W2Hを明確にすることです。
「お客さまにどのようにお店で過ごしてほしいのか」など、実際のシーンをイメージしながら具体化することで、ターゲット層や価格の軸ができ、ブレのないお店づくりが可能となります。
次に、コンセプトを踏まえて事業計画書を作成します。
開業にあたって資金提供や融資を受ける場合、事業計画書は必須です。
事業計画書には、収益の見込みなどを具体的に示した数値計画のほか、経営戦略、カフェの魅力や開業に至った経緯なども併せて記載します。
客観的なデータや根拠を示しながら、説得力のある計画書を作りましょう。

開店に向けてメニュー開発や物品準備を行う

メニューは、コンセプトを踏まえて考案します。
お客さまに「食べてみたい」と思ってもらえるよう、見た目や名称にもこだわって魅力あるメニューを開発しましょう。
お店の設備や備品の用意もこのタイミングで行います。
キッチンやレジ、テーブルなどの設備は、買い替え頻度が少ないものの、開業時のタイミングできちんと揃えておく必要があります。
カトラリーなどは、まず最低限の量を用意し、必要に応じて買い足していく方法もあります。
併せて、仕入れ食材、ペーパー類や洗剤などの消耗品をリストアップし、発注先や発注から納品までにかかる日数などをチェックしておきます。
お店のイメージ作りに大切なユニフォームも、このタイミングで用意しておくと良いでしょう。手軽なところでは、お店のコンセプトに合わせてスタッフのエプロンをお揃いのものにしておくだけでも、イメージ作りには有効です。

プレオープンを行う

事務的な手続き、内装、スタッフの教育など、全ての開店準備が整ったら、直前にプレオープンを実施します。プレオープンは、営業時のオペレーションの最終確認と、近隣の方々へのお披露目・宣伝を目的に行われるもので、知り合いや近隣住民、メディア関係者などを招待することが一般的です。

カフェの開業に必要な資金

カフェの開業にあたり、特にハードルとなりやすいのが資金です。
お店の規模や業態、立地にもよりますが、カフェの開業資金は一般的に500~1,000万円程度と言われています。
開業時に必要となる費用目安と内訳は以下の通りです。


【物件取得】
賃貸契約の場合、初期費用として月額家賃の12ヶ月分程度(月額10万円の物件の場合は120万円)
別途、前家賃として2~6ヶ月分
【内装・設備工事】
1坪あたり20~40万円程度(設計、工事材料費、家具・インテリアなどを含む)
【厨房機器類】
新品で揃える場合、120~200万円程度(広さ、メニューにより増減)
【備品類】
数10万円~100万円以上(調理器具、食器類、カトラリー、事務用品など)
【運転資金】
開店から経営が軌道に乗るまでの予備資金。目安は月額家賃の10ヶ月分

カフェの開業に必要な資格

カフェを開業するにあたり、取得が必須となる資格についてチェックしておきましょう。


【食品衛生責任者】
飲食店を開業するには、「食品衛生責任者」の資格が必要です。
各都道府県の食品衛生協会が実施している有料の講習を受講することで取得できます。
なお、すでに調理師や製菓衛生師、栄養士などの資格を持っている方は受講が免除されます。


【防火管理者】
消防法により、収容人数30名以上のカフェには、防火管理者を置かなければなりません。
こちらも、各都道府県などが実施する有料の講習を受けることで取得できます。
店舗の延べ床面積により、甲種講習(2日間)、または乙種講習(1日間)を受講します。

カフェの開業に成功するためのポイント

最後に、カフェの経営を成功に導くためのポイントをご紹介します。

長期運営を見据えた収支計画を作成する

収支計画が不十分だと、資金不足に陥って事業継続が厳しくなるおそれがあります。
開業前に、綿密な計画を作成しておきましょう。
一般的に、飲食店の利益率は10~15%が理想と言われています。
しかし、開業から短期間で売上を伸ばしていくことは難しく、はじめは赤字が出ることも珍しくありません。
運転資金に余裕を持った状態でスタートし、コストをコントロールして利益を上げていく工夫が求められます。

宣伝活動に力を入れる

宣伝・集客活動は積極的に行いましょう。
チラシやショップカード、ポスターのほか、近年はSNSを活用したマーケティングも重要度を増しています。
お店の魅力をターゲット層に直接アピールできるだけでなく、高い拡散力は知名度向上にも役立ちます。
SNSの運用成果は、すぐには反映されづらいため、中長期的な視点でコツコツと投稿を続けていくことが大切です。

まとめ

カフェの開業準備を進めるにあたり、まず重要なのはブレのないコンセプト設計と綿密な事業計画です。
お店の強みや目指すべき未来が明確になることで、地に足をつけた経営が可能になるでしょう。
オープンまでには、物件の決定から内装・設備工事、備品調達、各種申請や手続きなど、さまざまな準備がありますので、一つひとつ着実にこなしていきましょう。

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