洗濯も料理も基本が大事。
衛生的で快適な夏を過ごそう

8月になり、いよいよ夏真っ盛り。我が家の小学生たちは夏休みを満喫しています。子どもたちにとっては楽しい毎日ですが、親にとっては忙しい日々のスタート。夏休みの宿題をさせなくてはならないし、子ども同士のケンカは勃発するし、なにより昼食の準備に追われる日々……早くも疲労困憊です。 そんな状況の中、家庭科の宿題として選択できる課題がありました。娘は「手洗いで衣服の洗濯をしてみよう」を選び、さっそく実施しました。バケツに洗濯物（図工の授業で着用していたスモック）とお湯、洗濯用液体洗剤と色柄物用漂白剤を入れ、3時間つけ置き。その後、押し洗い、つまみ洗い、ブラシでのこすり洗いを経て、十分にすすぎます。なんとか手で水気をしぼり、ハンガーに掛け、シワを伸ばしながら干すといった手順で進めました。娘の感想は「ブラシでこすり洗いしたときに、袖口の汚れがどんどん落ちるのがスッキリして気持ち良かった」というものでした。いろいろな洗い方があることを知った娘に『工業洗濯と家庭洗濯の比較動画』を見せてみると興味津々。洗濯によってキレイになっていく過程が楽しいらしいです。 参考：工業洗濯と家庭洗濯の比較動画

息子が選んだ家庭科の宿題は「栄養バランスを考えた朝食づくりにチャレンジしよう」です。この課題のポイントは“栄養バランスを考えた”という部分で、親には地味にプレッシャーがかかるもの。そこで「これぞ日本の朝食」を目指して献立を考えました。 【ご飯、味噌汁（わかめ・油揚げ・豆腐）、焼き魚（鮭）、卵焼き、小松菜のおひたし】 成長期なので、たんぱく質を多めにし、野菜を取り入れ、味噌汁で発酵食品もプラスした献立です。“栄養バランスを考えた”のポイントはクリアできるのではないでしょうか？ 普段からキッチンに立つのが好きな息子なので、楽しく調理スタート。ただ、こちらの言う手順の通りではなく自分なりにアレンジしたり、余計なことをしたりと、思うようには進みません。でも、なんとか卵焼きは形になったし、できあがった朝食はとても美味しく、本人も満足していたので、大成功でした！

洗濯にしても、料理にしても、基本を知ることは大事だと思います。たとえば、洗濯のときは水よりもお湯の方がよく汚れが落ちるとか、干すときにはシワを伸ばそうといったことを伝授。朝食づくりのときには、まずは衛生的な環境を整えること、食中毒の怖さを伝えた上で、料理の手順を教えました。 8月は厚生労働省の「食品衛生月間」です。食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける」といった食中毒予防の3原則や、家庭でできる食中毒予防6つのポイントなど、厚生労働省のホームページに役立つ情報が掲載されているので、皆さんもぜひチェックしてみてください。 参考：厚生労働省 食品衛生月間