2024.09.19
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医院・クリニックを開業するには?流れ・手続き・届出・資金・よくある失敗を徹底解説

医院・クリニックを開業するには?流れ・手続き・届出・資金・よくある失敗を徹底解説

医院やクリニックを開業するまでには、コンセプト設定や立地、資金集めなど、多岐にわたるステップがあります。開業して経営を軌道に乗せるには、綿密な計画と準備が必要です。この記事では、開業の流れや必要な手続きと資金、開業にあたってのよくある失敗例とその対策を解説します。

医院・クリニックを開業する流れ

医院・クリニックを開業するには、綿密な計画と準備が不可欠です。開業までの具体的な流れは、以下のとおりです。


1.  コンセプトの策定
2.  スケジュールの策定
3.  立地選定
4.  事業計画の策定
5.  資金調達
6.  内装工事
7.  医療機器の選定・導入
8.  スタッフの採用・教育
9.  各種申請・届け出手続き
10.  広報活動

 

まずは、ターゲットとする患者層を決定し、医院・クリニックのコンセプトを設定します。その後、必要な事前手続きに留意し開業までのスケジュールを策定しましょう。

次に、アクセスのしやすさや競合状況を踏まえ立地を選定し、事業計画策定と資金調達を行います。必要な資金が自己資金をオーバーする場合は、金融機関などから融資を受けることを検討しましょう。

店舗の契約後は、内装工事と医療機器の導入準備を進め、スタッフを採用・教育します。各種申請・届け出手続きは、漏れがないよう事前にどこに何を提出するかを調べておくとスムーズです。

最後に、集患のための広報活動として、ホームページ作成や広告出稿を行います。開業しても集患ができないという事態を防ぐためには、広報活動が不可欠です。

スムーズな開業のためには、これらのステップを漏れなく着実に進めることが大切です。

医院・クリニックの開業に必要な届け出や手続き

医院・クリニックの開業には、複数の届け出や手続きが必要です。提出が必要な書類と提出先は、以下のとおりです。

 

【保健所】
● 診療所開設届
● 診療用X線装置装備届け
● 麻酔管理者・施設者免許申請書
● 結核予防法指定医療機関指定申請書
● 診療所使用許可申請書


【厚生局】
● 保険医療機関指定申請書


【税務署】
● 個人事業の開業届出書
● 青色事業専従者給与に関する届出書
● 旧吉原事務所等の開設届出
● 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書


【社会保険事務所】
● 保険医登録申請書
● 保険医療機関指定申請書


【福祉事務所】
● 生活保護法指定医療機関指定申請書


【労働基準監督署】
● 労災保険指定医療機関指定申請書
● 労働保険の保険関係成立届


【都道府県税事務所】
● 個人事業税の事業開始等申告書


【地区医師会】
● 入会申込母体保護法指定医師指定申請書


【公共職業安定所】
● 雇用保険適用事務所設置届


【消防署】
● 防火対象物使用開始届出書

 

これらの書類を漏れや不備なく準備するのは容易ではないため、必要な場合はコンサルタントなどのサポートを受けながら準備を進めるのが良いでしょう。

医院・クリニックの開業に必要な資金

医院やクリニックを開業するには、初期費用として数千万円から1億円程度が必要です。必要な開業資金は、開業する地域や診療科目によって変わってきます。大まかな費用の内訳の例は、以下のとおりです。

 

● 内装工事費:2,000万円~3,000万円
● 医療機器費:1,000万円~2,000万円
● 人件費や広告宣伝費などの運転資金:2,000万円~3,000万円

 

土地や建物を購入する場合は、さらに資金が必要になります。

資金調達の方法としては、自己資金の他に、金融機関からの融資や各種補助金を活用するのが一般的です。金融機関から融資を受けるには、事業計画を作成する必要があるため、事前に準備しておきましょう。安定した経営のためには、開業前に詳細な資金計画を立て、余裕を持った資金を準備することが大切です。

医院・クリニックの開業でよくある失敗と対策

医院・クリニックをスムーズに開業するには、注意しなければならないポイントがあります。よくある失敗例とその対策について解説しますので、事前に確認しておきましょう。

立地がよくない

立地がよくない場合、患者数が思うように増えないことが想定されます。例えば、競合が多すぎる場所や人通りが少ない場所、アクセスが不便な場所は、患者獲得に苦戦する可能性が高くなります。

徹底的な市場調査を行い、地域のニーズや競合状況を詳細に分析しておきましょう。また、駅前や大型商業施設近くなど、できるだけアクセスの良い場所を選ぶことも大切です。

資金管理が甘い

資金計画が甘いと、開業後すぐに経営難に陥ることがあります。開業初期は予想以上に支出が多く、収入が安定しないことがあるからです。

これを避けるには、詳細な資金計画を立て、半年から1年分の運転資金を確保しておくことが重要です。また、開業後は定期的な財務状況の確認と、必要に応じた支出の見直しを行うようにしましょう。

スタッフが定着していない

スタッフの離職率が高いと、診療の質が低下し、患者の満足度も下がってしまいます。優秀なスタッフの確保と定着は、医院・クリニックの運営に不可欠です。

対策としては、適切な給与水準の設定はもちろん、働きやすい環境づくりや継続的な教育・研修の実施が効果的です。院内の清掃や、制服の洗濯や管理など、様々なサービスを利用するなどして、本業以外の手間を軽減していくことも大切です。

まずは、スタッフとのコミュニケーションを大切にし、考えを理解して、モチベーションを維持することに努めましょう。

まとめ

医院・クリニックの開業は、綿密な計画と準備が成功の鍵です。十分な市場調査と資金計画を行い、必要な手続きを漏れなく進めることが大切です。この記事で紹介したポイントを押さえて、スムーズな開業を目指しましょう。

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